disownしたプロセスの標準出力や標準エラーを後から保存する

前の記事で、disownの素晴らしさを紹介したが、基本的に標準出力・標準エラーを諦めることになる。

調子の悪いHDDの丸ごとコピーとかだと、標準エラーを後で見たいので、なんとかならないかネット検索したところ、

gdbで接続して、dup2で標準出力・標準エラーをファイルに繋ぐなんて荒業を紹介している人がいた。

dup2なんてCプログラマじゃなきゃ使おうとも思わんな。

流れとしては、

 

  • 特定のコマンドをdisownする。前の記事参照。
  • プロセスIDを調べる
  • 標準出力、標準エラーのファイルを用意する
  • gdb -p で接続する
  • dup2でファイルに接続する。
  • デタッチ
  • gdbを抜ける

 

うーん。絶対忘れる。

 

以下、サンプル。実際はcpとかでやると思うが今回は、標準出力と標準エラーが分かりやすいようにしている。

標準出力にはdateの結果、標準エラーにはerrorを5秒間隔で。

うーん。非常にメンドイ。なるべくnohupを使いましょう。それか日常的にscreenを使いましょうってことですね。

ただ、考え方は非常に面白いので、覚えておくのはいいと思う。

実行中のコマンドをバックグラウンドにしてログアウトしても消えないように(disown)

軽い気持ちで実行したコマンドが、なかなか終わらなくて、あー。もー。帰りたいのに終わるまで帰れない。

なんて経験があったりする。ただこの disown ってコマンドを覚えておけば、そんなことを気にしないで実行したまま家に帰ることが出来る。

たぶんbash限定かもしれないけど、自分bashしか使わないので。。。

具体的には、

Ctrl-z でプロセスを一旦止めて、

bg でバックグラウンドプロセスにして。

って感じ。

ただこのままログアウトしても大丈夫なプロセスもあったりするのだが、止まるやつは止まる。

そこで、 disown %1 を実行してあげる。(%1はjob id jobsコマンドで確認出来る)

これでログアウトしても止まらないはずなので、安心して帰れる。

 

以下サンプル(cpの大量コピーとかがよくあるかと)

こんな感じ。標準出力するプログラムだと、入力が大変だが、めげずに実行する。

ログアウトすると、標準出力、標準エラーは保存できないので、そこは諦めるか別の方法

最初から、時間がかかるのがわかっているなら、 nohup を使ったほうが良い。標準出力もファイルに保存されるので。

nohupの記事も過去にちょろっと書いた。