仮想化と言えば、最近は一貫してkvm(libvirt経由の更にvirt-managerでの)だが、
サーバ用途では全く問題ないが、クライアントとなるとグラフィックがどうしても貧弱で
ちょっとだけ困っていた。最近のvirt-managerの設定をみると、VNCと同じ箇所で、
spiceなるものが選べるようになっていたのだが、ちょっと調べてみたらなんか良さそうなので
とりあえず試してみることにした。spiceに詳細については、ネットで調べるとあまり多くないですが
情報が得られます。
まず、必要パッケージのインストール
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# sudo sudo apt-get install qemu-kvm-spice spice-client spice-client-gtk python-spice-client-gtk |
virt-manager(仮想マシーンマネージャー)で、ディスプレイを、spiceに
ビデオカードを、qxlに変更します。
なぜか起動時に、
unsupported configuration: spicevmc not supported in this QEMU binary
とかってエラーがでます。
インストールした、qemu-kvm-spiceコマンドを使ってないのが問題なようなので
virshコマンドで手動で変更します。
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$ virsh edit [編集したいVM名] |
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<emulator>/usr/bin/kvm</emulator> |
を、
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<emulator>/usr/bin/kvm-spice</emulator> |
に変更する。
とりあえず、これで仮想マシンは起動します。
起動したゲスト側で、ドライバが必要な場合は、別途インストールが必要です。
ゲストがWindowsの場合は、
http://spice-space.org/download.html
から、「Guest」の「Windows binaries」をゲストのWindowsにインストールします。
なんかインストール時に聞かれますが、テキトーに答えれば進めました。
最近のウィンドウズだと、ドライバに署名が無いとインストール出来ない場合があるのですが、
なんとかすれば回避できると思います(雑)
spiceにしてみてですが、なんとなく快適になったような気がします。
品質はあまり良くないですが音もでます。