ubuntu 13.10(saucy)から、ibusのバージョンが上がり、これまでの日本語入力環境がガラッと変わってしまった。
unityの時もそうだったが、なるべくなら本筋にしたがって、使い勝手が変わった程度なら自分で慣れれば良いと思うようにしてたのだが今回はさすがに無理だった。
何が変わって、何が正しいのかもよく分からないのだが、困った点を上げると
- ibusの切り替えが、[super]-[space]になった。
が、多分superがdashに取られてて、どうやっても切り替えられない、こちらは[Ctrl]-[space]に変えれば耐えられなくもない。 - [Ctrl]-[space]でmozcに切り替えてから日本語入力をするのだと思うのだが、mozc状態(「あ」ってなってる時)でも「半角/全角」で日本語入力が切り替えられる。おそらくこの「あ」の状態で使ったほうが良いのだと思うのだが、前のように視覚的に入力が日本語なのか英語なのか分からない。
- ウィンドウ間で、日本語入力の引き継ぎがよく分からない。terminalで作業してて、Firefoxに移って、日本語入力をオンして、その後terminalに戻ると日本語入力がオンになっていることが多く、非常に面倒だった
ということで2週間ほどで音を上げた。
そこで移行対象は、japanese teamでも紹介されているfcitx
実は13.10リリース当初も、一度切り替えていたのでが、japanese teamのrepositoryからではなく、
本家のfcitxをインストールしていて、「半角/全角」でmozcに切り替えても、日本語にならないケースが多々あり
断念しておりました。
japanese team版のfcitxをインストールしたところ、上記トラブルもなくなりました。
インストール手順(amd64)
- repository追加
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wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja-archive-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add - wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-jp-ppa-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add - sudo wget https://www.ubuntulinux.jp/sources.list.d/saucy.list -O /etc/apt/sources.list.d/ubuntu-ja.list sudo apt-get update |
- インストール
1 |
sudo apt-get install fcitx fcitx-mozc fcitx-libs-qt5 fcitx-frontend-qt5 im-setup-helper |
インストール後、fcitx-setup-helper を実行して指示に従えば、きっと上手く行きます(雑)
使用感は、以前のibusやWindowsと変わりません。
関係者方々に感謝です。
インフラ関係もそうですが、普段使えて当たり前のものって使えなくなって初めて
ありがたみを知るというか。。。普段から感謝を持って使って行くようにしたいです。